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マヌエル・モリーナ
アンディーナです。
昨日はマヌエル・モリーナの訃報に指針を失ったような感覚になりました。。。
さて、1996年、アンディーナは生まれて初めてスペインへ行く前に、石川先生から1本のカセットテープがスペイン行きのメンバーに渡され、それをダビングしました。
そのテープの中身とは、【ファミリア・モントージャ】でした。初めて聴いたファミリアモントージャは血が逆流するような、脳が覚醒したような、とにかく全身の毛穴が開いたような刺激を受けた事を覚えています。その感動は今も進行形!
聴けば聴くほど深くなっています。
程なくしてから、このカセットテープ(石川先生はレコードからカセットテープに録音して下さっていたのです)のファミリア・モントージャのCDが発売され、同時期に、ファミリア・モントージャとローレイマヌエルの抱き合わせのCDが出ました。
その時が私の最初の【Lole y Manuel】との出会いでした。
ローレの何とも言えない素朴な、でも、神々しい天空に突き抜ける歌声と、もっともっと素朴でどこか懐かしい風景が見えるようなマヌエルのギターに、これまた衝撃を受けました。
1つの声と1本のギターだけで、原風景の世界が広がっていく心地よいフラメンコ。
この2人にファミリア・モントージャの一糸乱れぬパルマとコーラスが入ると更にこの世のものでない空間になるのです!!!
私が夢中になった頃は既にローレとマヌエルは別れていて一緒に活動もしていませんでした。
Youtubeの登場でマヌエルが1人で弾き語りをしているものを観るようになってから、この人の芸は誰にも真似が出来ない、この人1人の芸なんだとしみじみ思いました。
マヌエルの凄いところは、ギターの音をゴチャゴチャ入れず単音で聴かせ、更に音が消えても音が聴こえるのです。
静寂の中に漂うコンパス、マヌエルの世界観が広がり一瞬にして空気が変わります。
神聖な、この世のものでない独特の空気に…………。
一方ローレも色々と活動している動画もあります。私はそれを観て聴く度に、ローレの声をあの世界観に持っていけるのは、マヌエルだけだと感じるのです。
実は私はご本人達に会った事はありますが、ローレの歌声も、マヌエルのギターも生で聴いた事がありません……
CDを聴く度に、動画を観る度に、いつか生で直接感じたい!!!!!との思いが募り、
いつかファミリアモントージャとローレイマヌエルを絶対に日本に呼ぶぞ!と思い続けていたのです。
なのに、なのに……マヌエルは亡くなってしまいました(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)
(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)
もう2度とあのアルテを生で感じる機会がなくなってしまったのです……
聴きたくても、観たくても……
そして、ローレと奏でる世界観が訪れるチャンスも2度となくなりました。。。
良いフラメンコが消えていくばかり……
ファミリアモントージャハポンとして、彼等の至芸を継承すべく、残された時間を無駄に出来ない…………。
マヌエルの死で私が一番一強く感じた事です。
※写真は、私がローレイマヌエルを聴くと、(全ての曲ではないですが……)よく頭の中に出てくる景色がこんな感じなのです。
そしてヒターノの象徴の『月』というより、【太陽】や、雲から射す【陽の光】等が必ず現れます。
(石川敬子フラメンコ教室) 2015年5月20日 20:03